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獣化作品 No.14

モーレツ娘

作者 DarkStar

ワイドショーの芸能コーナー
話題の中心は、今をときめくアイドル集団についてだった
「いやあ、すごい勢いですねぇ、『モーレツむすめ』は・・・・」

「ほんとですね。これも一重にプロデューサーの
 『にどらん』さんの力ですかねぇ」

数年前から、音楽プロデューサーとして、
活躍していた元歌手の『にどらん(オス)』がつくった
『巨乳美少女ユニット:モーレツむすめ』
胸の大きな少女達を集めて作った
人気アイドルユニット。

「でも、あんなに魅力的な女の子達ばかり
 彼はどうやって集めているんでしょうね~」

とは、『巨乳ハンター』との異名を持つ芸能事務所社長だ。
実際彼の事務所からは、数多くのグラビアアイドルが
CMや雑誌などを飾っている。
しかも、その多くは、彼自身がスカウトした者達ばかりだ
その彼も見落としていた
彼女達を見つけ出した音楽プロデューサーの手腕がどうしても
気になるのだ。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

北海道の酪農が盛んな地方。
その雰囲気に合わない髪を茶色に染めた青年が
牛小屋の中を歩き回っている。

「モー、モー、モー」
「ンモー」

各々啼いている牛の前歩いていた青年は
一頭の牛の前で止まると

「お、お前がいいなあ・・・・・
 あああ、おじいさーん」
一頭の牛の前で止まった青年は、

酪農家の家主を大声で呼ぶ。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
青年が帰った後、
残された家の者達は・・・。

「おじいさん。さっきのお若いのは、何処の人です?」
と、この家のおばあさんが声を掛ける。

「さあ、わからん、名刺には、『音楽ぷろ・・・』なんとかあったけんど、
 だども、まだ乳もでねえベコを
 あんな値段で買って、
 あの兄ちゃんどうすべかな?」

「どうせ、ベコ飼うなら、オラん所さを継いでほしいもんですよぉ」

「んだなあ。」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「茉莉です。よろしくおねがいします。」

「茉莉ちゃんって、いくつ?」
と自分よりも背の低い女の子が、
突然聞いてくる。

「ええと、生後35ヶ月だから・・・・2才11ヶ月です。」

するとその子の隣にいたもう一人の女の子が

「わーい、あたし達、生後37ヶ月めだから、
 あたし達の方がお姉さんね・・・」

と二人を制するのは、『モーレツ娘』リーダーの優子。
「だめよ。人間の年齢では、あんた達15歳ってことになってるから、
 17歳のこの子の方がお姉さんでしょ。」

そう、彼女達は、元々人ではない。
今の姿とて、仮の姿でしたかないのだった。

「えーーーでも、それってあたし達の方が、
 若いうちに人間になっただけじゃん。
 牛としてなら、あたし達の方がお姉さんでしょ。」

彼女達の姿は、牛だったときの年齢によって、
人の姿が反映される。
例えば、牛の時2歳で覚醒すれば、人間の姿は12歳くらい
茉莉のように3歳くらいなら、17歳くらいの容姿になる。

また、牛としての年齢も、人になってからだと、
人と同じようにしか年をとらないため、
彼女たちにとっては、早いうちに人間になる事はメリットが多いのだ。

「だーめ、普段から、人間の年齢で話しないと
 混乱するでしょ。」

「あなた、常識とかは、大丈夫?」
人の年齢で10代が目立つ中、一人だけ20代の彼女がやさしく聞くと。

「ええっとなんとか・・・・・・
 箸の使い方とかは、まだですけど
 フォーク使えば・・・なんとか
 でも、『こうつうルール』とか覚えることが一杯で」


「ご飯はとかは、とにかく皿に顔を近づけるのと、
 人前で草を食べ始めなければいいわ。ねえ、藍ちゃん。」
とさきほど、最初に茉莉に声を掛けてきた女の子を見ながらいう。


「はは、大丈夫ですってば、優ネエ
 もうあたしだって人前では、それやんないから」
と言う事は、人が見ていなければやっているのだろうか?

「でも、とりあえず、言葉づかいはなんとか大丈夫そうね。」

「でも、まだ『かんじ』が覚えられなくて、
 自分の名前もまだ『ひらがな』でしか書けないんです。」


「早いうちに覚えてよ。
 まったく望ちゃんなんて、クイズ番組で自分の名前漢字で書けなくて、
 あとでプロデューサーのにどらんさん、苦労したんだから・・・・」
と今度は、もう一人に女の子を見ている。


「もう、優ネエ、それは言わないでよぉ、
 まあ『カタカナ』とかちょっと怪しいけど・・・」
漢字以前の問題もあるようだ。


「あ、あの・・・すみません。優子さんは? ・・・
 どのくらい人間やってるんですか?」

「・・・・あたし?・・・24年よ。」

なんとなく優子の言葉の歯切れが悪い。

「・・ご、ごめんなさい、私ったら、
 そんなご年配の方に、・・・・・。
 こんな馴れ馴れしい口聴いちゃって」

牛で20年と言うと、年齢で言えば、100歳くらいだ。
まだ、牛としての感覚が抜けていない彼女にとっては、
仕方の無い事だが・・・。

「ご年配言うな!!!
 あたしは、あんた達と違って生まれた時から、
 人間の姿なの!!!
 うう、もう、これだから元牛の仔は・・・・。」

そう、彼女達の中には、人として生まれ、
後から、自分の運命を知ったものもいる。

各言う彼女は、まだ未熟な牛娘達の『人間』としての教育のために
リーダーをやっている感が大きい。
実際、彼女は、教員免許をもっているから、
そういった面でも適任なのだ。

しかし、それが、当の教育されている方には、いまいち伝わっていない。

「やーい、おばーちゃん、おばーちゃん。」
「おばーちゃん」

さっきの女の子達が
揃って優子をはやし立てる。

「おばーちゃん言うな!!このーー!!もおおおおおお」
と今度は優子の頭から白く鋭い角が生えてくる

「おばーちゃんが、鬼さんになったぁ」

「おにーーーきゃははははは。」


優子も、最近自分の年齢については、少し気になってくる年頃。
怒りがこみ上げてくる。

「もおお、ブモオ!!!モオオオオオ!! モオオオオオオ」
(これでどう、お婆さんなんかじゃなくて、まだぴちぴちでしょぉ)

今度は、全身に黒と白のブチの毛が生え、房の付いた尻尾が垂れ下がる

「わああ、牛ネエさん怒った怒った。」

「あははは、赤い服でもないのに追いかけてくるー!!!」
からかった2人が走りまわっていると・・・・・・

「モオオオオ!!!」
なんとか、人のように2本足でたった牛となった
優子が後ろから追いかける

そんな様子にあっけに取られる茉莉。

彼女にもう一人のメンバーが近付いてくる。

「ああ、リーダーまでもう、・・・あたし、
 夏海っていうんだよろしく。あたしも、人間・・・・じゃなかった
 アイドル初めて3ヶ月くらいしかたってないから
 茉莉ちゃんとあんまり変わんないかも・・・・・」

おおっぴらに『人間・・』などと言うのは、
はばかれるので、彼女達の間では『人間』を『アイドル』に
置き換えるのが通例になっている。

「ああ、そうなんですか?
 じゃあ一緒にがんばりましょうね。」

「所で茉莉ちゃん、お乳搾った事ある?」

「な、なにいってるんですか、夏海さん。
 そんな、わたし、まだ赤ちゃん産んだ事ないんですよぉ」

「あれ~知らないの、あたし達って人間の姿になるのと
 同時に胸からお乳が出てきちゃうようになるのよ~。」

「ねえあたしが絞ってあげるから早くだしてよぉねえってばあ」
と茉莉の胸を鷲づかみにして乱暴に揉み始める
どうやら、新規メンバーをこうやって毒牙に
かけるのが、彼女の楽しみの一つのようだ。

「ふふ、茉莉ちゃん、おっきい、やわらか~い」

「そ、そんな、夏海さんだって、他のみんなだって、
 おっきいじゃないですか。」

ジュワアアアア

胸が熱くなると同時に乳首の辺りが少し張ったように痛くなる
すると茉莉の胸の当たりから、仄かに甘い香りがすると、
胸元が湿ってくる。

「出てきた出てきた・・・・・あ、まああ、先走りのお乳でこんなに
 甘いなんて、茉莉ちゃん反則、モウ、甘すぎてあたしのも出てきちゃった。」
と、今度は、夏海の濡れた大きな胸を茉莉の顔に押し当ててくる。
(なに、これ、あたし、お乳だしちゃって、夏海さんのもでちゃって、
 甘い匂い・・・・・おっぱいおいしそう。)

「やあん、だめ、茉莉ちゃん、服の上からすっちゃだめ、
 これ衣装なんだから、牛乳くさくなったらあたし、もう、もう」

「もう、もう、もう」
「もー、もー」
2人とも、互いの服を脱がすと
そのままお互いの胸に口をつけ吸い始める。


一方追いかけっこっは、

「きゃはははっははは、」
「はははははっははあ」

「モーーーーーー!!ウモ?」
やはりひづめに変わった足で走っていたのは無理があったのか
派手に躓いて転ぶ優子
「モーーーーー!!」
眼を回して倒れこみ
何とか、人の体型を保っていた優子の体が、牛のそれに変わり、
服を切り裂いていく・・・・・。

「ふー、リーダーだいじょうぶ?」
「だーいじょーび?」
「もおおお」
と力なく応える優子

「だいじょうぶそうだね。」

「うん。ねえ、ねえ、望ちゃん喉渇かない?」

「ああ、いっぱい走ったからね。それに、なっちゃん達みてたら、
 あたしも、興奮してきちゃった。」

と2人の頭から2本の角が、
またショートパンツの間からもまだらの尻尾が生え、
さらに半そでの腕や、足の白い肌に、黒い斑点ができている。

二人はおもむろに服の上を脱ぐと共に中学生では
ありえない大きな胸が2組、ぶるるんと飛び出してくる。

「うう、やっぱブラしないとだめかな?」
「そうだね、走ると揺れるし、服とすれていたいもんね。」

「でも、売ってないんだよね。あたし達の体に合うサイズって・・・」

「だよねぇ・・・・・ふふ、じゃあ、」

「「いっただっきまーす。」」

と二人は、尻尾を振りながら、お互いの片乳にしゃぶりつく。
「ん~、やっぱ、汗かいた後の望みちゃんのおっぱいは格別~もおおおお」

「んもう、藍ちゃんのだって、おいしいよぉ。もおおお」

・・・・・・・・・・・・・・・

「おーーーい、そろそろ出番だぞ、・・・・・って
 うおおおおお!!!なんじゃこりゃぁ!!」

メンバーを呼びに来たプロデューサーが
まるでお笑い芸人の突っ込みのような声を挙げると

そこには、床を牛乳まみれに、牛が寝転がり居眠りしている。

牛たちが暴れたのだろうか、部屋はそこらじゅうめちゃくちゃに
なっている。

「・・・・・誰が片付けると思ってんだよ。お前ら・・・・・」

と頭を抱えるプロデューサー。


「ああ、優子まで、あんなに・・・・・
 もう一人くらいまとめ役の仔を入れるか・・・・。」
 
そういってどんどん増えていく、『モーレツ娘』
本能赴くままのむちゃくちゃな牛娘達を御するのは、想像を絶する苦労のようだ。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ここは再び、北海道の牧場
テレビからは、
若い女の子達の歌声。

『あ~、じいちゃん、ばあちゃん~♪
 あ~、感謝して~ます~。♪』

茶の間のテレビにかじりついてみているおじいさん。

「まりちゃん、かわええのう。」

すると、お茶をもって、おばあさんが居間にやってくる。

「おじいさん。また、『もーすむ』ですか~」

もういい歳のおじいさんがアイドルに夢中な様子に
あきれ返るおばあさん。

「なんかのう~、この娘を見取るとなんか、
 孫を見取るようで・・・・」

「あれまあ、おじいさんもですか、
 あたしも、他の子はわかんないですが、
 なんかこの子だけは、すぐに覚えられて・・・。」
 
「何でだべなぁ。」

「ほんにねえ・・・」


おじいさんも、おばあさんもまさか自分の育てた牛が
アイドルとして活躍しているなど夢にも思うまい。

しかし、おじいさん達が手塩に育てた牛は、
今、アイドルとして、輝かしい道を歩んでいるのだった。

	
おわり
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