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獣化学園シリーズ No.08

節 分

作者 DarkStar

白十字学園恒例 節分の豆まき大会。
受験に備えている3年生に少しでも志望する進路にいけるよう
応援の一環として、
在校生が企画したのが始まりとなり
今や伝統の行事となっている。

鬼役は1、2年の各クラスから選ばれた角のある獣人が
学校中を駆け回り、豆をぶつけられる役になっている。

「あれ? 祐子もなの?」

「そういう、静香とちーちゃんも?」

「ええ、わたくしのクラスでは、
 わたくしと静香さんが選ばれましたの。」


料理クラブ仲良し3人娘もどうやら
鬼役に選ばれたようだ。

「うちのクラスはあたしと、手芸部の
 英未(ひでみ)ちゃんなんだ。」

と祐子の隣にいた小柄な女の仔がかわいく
お辞儀をする。

手芸部は、料理クラブと家庭科室を共用で使っているので、
2人も英未の事は知っていた。

などと、話していると
 
「でもさあ、鬼ってなんかイメージ悪いよあ・・・・」
生徒の中でひときわ背が高く
体格のがっちりした女の仔が隣にいた
女の仔と話をしている。

「だいたい、人間の行事を
 あたし達、獣がしなくてはならないのかしら。」

「まあまあ、委員長がそんな事いったらまずいんじゃないの?」

「なにをいっているの。
 そもそもこの豆まきって、
 私達の先祖が人間たちに迫害されて豆をぶつけれたのが、
 始まりなのよ。」
 
獣人の民俗学者にはそういう説を
唱えている者もいるそうだが、
あくまでそういう説もあるという話。
真実は定かではない。

「まあそれも、あくまで仮説の一つでしょ。」

「しかも、鬼の原型となっている私達、角のある獣人って
 みんな草食獣じゃない!!!
 そんなあたし達のご先祖様たちを捕まえて、
 『人食い鬼』とか、言ってた連中の行事なのよ。
 全く、肉食の仔だって、人間なんか、
 お腹が空いてても食べたくないって言ってるのに・・・・・」

と彼女の口は止まらない。

確かに、角のある動物は、牛、ヤギや、羊、鹿、サイなど、
草食獣しかいない。
また、頭に角があることで、
肉食獣の牙から、大事な頭部を守る事はあるだろうが、
逆に頭の角で突き刺した獲物を口に運ぶのは
4つ肢が常の動物達には、行動として
不自然なところを感じる。

そう考えると、角は草食獣。
ひいては、弱者の象徴であり、
節分の豆まきは、さながら
角のない強いものが
角のある弱いものをいじめているようにも
受け取れるのではないだろうか。

「・・・・あの仔達って確か、隣のクラスだったよねぇ。」
と静香が聞くと、

「ええ、陸上部の葛西(かさい)さんと
 クラス委員の鈴鹿さんだと思いましたわ。
 でも、勉強になりますわ・・・・・・・」
隣の千尋がすぐに答える。

「ち、千尋ちゃん、ああいう
 解釈の仕方は、どうかとあたしは思うよ。」
と静香が呆れたように言う。

「でもさあ、あたし達っていまも、本性さらして
 人間社会にはいられないんだから、
 あの話しが真実にせよ。なんにせよ。
 常に人間たちにそう見られるって意識を
 わすれちゃいけないんじゃないかな。」
と祐子も付け足すようにいう。

「そうですわね。」
と千尋も、聞いていた静香も
悲しそうな顔をする。

いやがおうにも、自分達が
人間とは違うという認識を突きつけられると
なんだか、切ない気分になってしまう。

「じゃあ、鬼役のみなさん準備お願いしまーす。」

生徒会の委員が呼びにくると
その部屋にいた少女達はそれぞれの獣の姿に変わる。

「モゥ、モー、モー」

制服から牛の頭と尻尾を生やした女生徒が
隣の生徒に話しかけている。

「ち、千尋ちゃん、そ、それじゃあ、戻りすぎでしょ。
 鬼役は、角だけでいいんだから・・・・」

頭から角を生やした静香が言うと

牛頭の生徒は、長く太い舌を出して、
「モゥウウウウウ」
と声を出すと、
頭の上から、金色の髪の毛が生えてき
それが伸びるにつれ、
長細い顔は、みるみる縮んで、
美しい女の子の顔に変わっていく。

「こ、こんな感じですかしら。」

「うん、いいんじゃないちょ、
 ちょっと、祐子。
 尻尾掴むのやめてよ。」

祐子が、自分や、静香のお尻から伸びた物を
掴んで周りを見渡すと

「やっぱ、尻尾は目立つわよねぇ。」

「いいんじゃない。祐子ちゃん。
 牛さんは、しょうがないよ。」
と隣の小柄な女の仔、英未が言う。

「そうなんだよねぇ、頭を意識して、角を生やしながら、
 お尻をがまんするって、むずかしすぎるわよ。」

英未の頭からは、渦を巻いたような角が生えている。

彼女も尻尾が出ているのだが、
ヒツジの短い尾は、体育着のスパッツの中に
隠れてしまっているため、祐子達ほど目立たないが、
鬼役としては、尻尾は隠しておきたいところだ。

「いいなあ、祐子ちゃん。
 その、牛さんってそのぉ・・・・・・
 胸がおっきいくて、・・・・。」

自分の小さな胸を見ながら、祐子達の
巨乳をうらやましそうに見る英未。

「そ、そんな事ないよ。大きい過ぎるもの、
 はっきり言って邪魔だよ」
と祐子が言うと。

「そうかなぁ、あたしら
 なんか図体ばっか、よくってさあ、
 牛さんとか羊さんみたいに、
 女の仔らしさほしいなあ。」
 
と先ほどの陸上部の生徒が会話に入ってきた。

おでこの辺りから、太い角を一本生やしている
彼女はどうやら、サイのようだ。

「あなた達、自分の種族に誇りを
 持たないと駄目よ。」
 
 とこちらは先ほどの委員長。
 髪の付け根辺りから、2本の角を生やしている。
 彼女はカモシカの獣人だ。

「そう、「かもしか」なんて、名前つけといて、
 あたし達は、シカの仲間じゃなくて、
 ウシやヤギの仲間なのに!!!
 しかも、漢字だと『羚羊』なんて書いて、
 羊とも違うのに!!!!!」

「ねえ、あんた、誰に向かって喋ってるのさあ」
もう疲れたという感じのサイ娘に代わって

「そんな、いいかたないじゃない。
 そもそも人間達って勘違い多すぎるのよ!!!」

と何をそんなに怒っているのか、
彼女の怒りは一向に収まる気配がない。

「す、鈴鹿さん、おちついて、
 あたしも、カモシカさんみたいな、獣さんが
 同じヤギ亜科でだなんて、うれしいです。
 それに鈴鹿さんの足とっても、キレイ。
 やっぱり『カモシカのような足』って
 感じですね。」

と小柄なヒツジ娘になだめられると。

「そ、そう。あ、ありがとう。」
と恥ずかしそうに言う。

「ありがと、あいつ、結構おだてられるのに弱いんだ。」
と英未に耳打ちするサイ娘。

・・・・・・・・・・

ピン、ポン、パン、ポーーーン!!!

『ただいまより、生徒会主催、豆まき大会を行いまーす。』

放送がながれ、部屋から出て、校内中に
逃げる鬼達。

「「「「鬼はーー外ーーーーー!!!」」」」

「いた、痛!!!、ちょ、ちょっとあんた達
 ちょっとは、てかげんしなさいよ。」

「なによ。この巨乳ウシおんなぁ!!!!」
と思いっきり豆を投げてくる女生徒。

なにやら、日頃のうっぷんを晴らしている生徒もいるようだ。

「「「「鬼はーー外ーーーーー!!!」」」」

「どうしたの、もっと強く投げて来なさいよぉ。
 そんなんじゃ、痛くもかゆくもないわよ。」

とは、陸上部砲丸投げのエース。
さすがにサイの肌は、他の動物よりも
頑丈であるため、少々豆をぶつけれても
言うとおり痛くもかゆくもない。

しまいには、ぶつけている方が疲れてしまって、
息を切らしている。


「「「「鬼はーー外ーーーーー!!!」」」」

「ああ、いたたた。こうなるんだったら、
 毛刈りするの、来週にするんだったぁ。」

便りの綱たる自慢の毛も今はすっかり
刈り取られたため、小さい体をちょこまか動かし、
と豆から逃げ回るヒツジ娘。


「「「「鬼はーー外ーーーーー!!!」」」」

ヒラッと、ヒラッと投げられた豆をよけるカモシカ娘。

普通に避けるだけでなく、
教室の机や、窓のサンに足を掛け、三角跳びで
縦横無尽に校舎内を駆けていく。

「さあ、当てられるなら当ててみなさい。」

と先ほどまでの文句はなんとやら、
しっかり豆まきを楽しいんでいる。

・・・・・・・・・・

豆まきも無事におわり、
他の生徒達が片づけをしている間。

鬼役は、最初の教室にあつまり。
休憩をしている。

「ふー、疲れたぁ。」

「いい汗、かきましたわ。」

「そうだね。」

「うん、怖かったけど楽しかった。」

「けっこう楽しんでいたじゃん。」

「ふ、ふん、別に、人間達の行事も
 たまには、面白いんじゃない。」

「はーい。みなさん。お疲れ様ぁ」

と教室に入ってきたのは、
今や受験の真っ只中の3年生達。

「あ、あれ、美雪先輩。どうしたんですかぁ
 受験で忙しいんですよね。」

「ああ、私達、もう進路が決まったのよ。」

美雪は、数日前推薦入試による合格が決まり、
来年から都内の大学に通うことが決まっていた。

「あ、あの、どうして・・・・・。」

「あのねぇ・・・・みんなぁ。節分って
 豆まきの後なにするもの?。」
 
「え、えーっとたしかぁ。年の数だけ
 豆を食べるでしたっけ。」
 
 と祐子が言うと。
 
「そうね。年の数だけ・・・・・」
美雪が言うと、

3年生たちの目が爛々と輝く。

「この行事ってね。受験の仔の
 応援が目的だけど、あたし達合格者の
 ご褒美もかねてるのよね。」

「へ、そ、それは、どういう。」

「だ・か・ら、年の数だけ、
 おまめを・・・・・たべちゃうのぉ」

と一斉に生徒達に襲い掛かる

服を脱がされ、半裸の下級生達。

「あ、だめぇ、めえ、せ、せんぱい、
 やめて、あん、やめー、めぇええ、メエエエエエ!!!」

股間を舐められ、おまめを弄られ、
気持ちよさの泣き声が鳴き声に変わっていく。

「ふふ、英未ったら、かわいい。」

ヒツジに変わった英未の股間にしゃぶりつく3年生。

「メエエエエエ!!!!」

「ああ、駄目です。美雪お姉様、そんなぁ
 おまめさーん。舐めちゃぁモウ、モオオオ!!!」
 
「い、いいい。ちょ、ちょっと、
 あああん、そこ、そこもっと部長・・・ンモウ」
 
「あああん、いい、ぶ、部長、ひ、蹄でぐりぐり
 あ、い痛きもちいいいい。モオオオ!!!」
 
「モオオオ!!!!」

「ンモォーーーーー!!!!」

角を振り乱し、大きなおっぱいを揺らして
ウシ娘となった美雪に股を弄られよがる雌ウシ達。


「ああ、いいい、いいよう。ボゥォオオオオオ!!!」

房の付いた尻尾を振り乱しながら、
おでこの角が大きくなりながら、大柄な女の子の体が
固い皮膚に覆われ、サイに変わっていく。

「そ、そんな、こ、こんな、こんなに
 あああん、気持ちいい!!!!!
 もっと、もっとぉ。
 くうううう、クゥウウウウウウ!!!!」
 
蹄に変わった手足を床にカツカツ音を立てて、
黒々とした2本の角を振りながら、カモシカ娘は
我を忘れて声を上げる。

教室のあちこちで聞こえる
獣達の喜びの声。


わざわざ、受験のこの時期に行われれる
行事がなくならない本当のわけは、

この行事に参加したいがため、
推薦など、この学校の3年生たちが、
異常に頑張るためとか・・・・・・。

	
おわり
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